※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。
空き家を売りに出したのに、話が進まない。値下げの前に、仲介業者へ「問い合わせ件数」と「内見件数」を、同じ期間で確認してください。
数字だけで原因は断定できません。ただ、どこから調べるかは整理できます。この記事では、名義・物件条件・価格・掲載情報の4つを確認し、仲介を続けるか、買取も比較するかを考える手順をまとめます。
最初に聞くべき2つの数字
まずは直近1か月など、期間を揃えて聞きます。集計がない場合は、分かる範囲と不明な範囲を分けてもらってください。
この期間の問い合わせは何件ですか。そのうち内見は何件で、見送られた理由は何でしたか。
| 確認した状況 | 次に聞くこと |
|---|---|
| 問い合わせが少ない | 掲載先・掲載期間・閲覧数、近隣との価格差はどうか |
| 問い合わせはあるが内見に進まない | 日程、費用、物件条件など、どの段階で見送られたか |
| 内見後に申込みがない | 現地で分かった懸念と、購入希望条件との差は何か |
「内見がない=写真だけの問題」とは限りません。件数と、実際に聞けた理由を組み合わせます。
売れない原因は、4つの確認先に分ける
1.名義と、何を売るかを確認する
登記上の名義、共有の有無、家族の意向を整理します。不動産全体を売る話と、自分の持分だけの話は分けてください。手元の資料だけで売却の可否を決めず、不明な手続きは司法書士や弁護士へ確認します。
2.物件の条件を確認する
道路との接し方、再建築の可否、境界、建物の傷みなど、買主が判断するための情報を揃えます。建築条件は物件所在地の建築担当窓口、境界資料は法務局や土地家屋調査士など、論点に合う確認先を仲介業者と整理してください。
条件が難しいことと、売れないことは同じではありません。対象に合う買主や売却方法があるか、条件を明示して相談します。
3.売出価格の根拠を確認する
近所の売出価格だけでなく、取引事例も参考にします。国土交通省の不動産情報ライブラリでは、不動産取引価格情報などを確認できます。面積、時期、建物や道路の条件が違うため、そのまま自分の物件の価格にはできません。
仲介業者には「どの事例を根拠に、この価格を提案しましたか」「価格以外で反応が弱い理由はありますか」と聞いてみてください。
4.掲載情報と内見の受け方を確認する
外観・室内の写真、間取り、修繕が必要な箇所、アクセス、内見できる日時を確認します。欠点を隠すより、事前に伝えて現地との食い違いを減らすことを目指します。掲載期間だけで需要がないと決めつけず、更新状況や問い合わせ対応も確認しましょう。
仲介を続けるか、買取も比較するか
売却を急がず、反応を改善できる余地があるなら、仲介での募集条件を見直す方法があります。一方、再建築や共有などの事情で買主探しが難しい場合は、その条件を扱う買取会社の提示も比較材料になります。
| 選択肢 | 確認すること |
|---|---|
| 仲介を続ける | 募集価格の根拠、問い合わせ・内見の反応、次に見直す日 |
| 買取も比較する | 実際の提示額、差し引かれる費用、残置物や引渡しの条件 |
| 保有しながら整理する | 管理の担当、維持費、家族で判断を見直す時期 |
仲介の「売出価格」と買取の「提示額」を、そのまま並べないこと。まず、不動産全体か共有持分だけか、比較する売却範囲をそろえます。各社に、提示額の有効期限、差し引かれる費用、残置物の扱い、引渡し条件を確認し、回答は書面やメールで残してください。手元に残る金額と、売却までに必要な対応を揃えて比較します。
相談前に、この4項目を一枚にまとめる
- 物件の所在地と、現在分かっている名義・共有の状況
- 現在の売出価格と、売り出してからの期間
- 同じ期間の問い合わせ件数・内見件数・見送られた理由
- いつまでに、どんな条件なら手放したいか
分からない項目は空欄のままで構いません。調べた事実と希望を分けると、業者への質問が具体的になります。
よくある質問
すぐに値下げすべきですか?
まず、掲載状況と反応、物件条件を確認します。価格を変える場合も、根拠と次の確認日を仲介業者と決めておきましょう。
古い建物は先に解体した方がよいですか?
解体を先に決めず、建物を残した場合と更地にした場合の条件・費用を確認してください。再建築や税の扱いなど、不明な点は所在地の窓口や専門家へ相談します。
買取価格が低く見えたら、どう比較しますか?
提示額だけでなく、費用と引渡し条件を比較します。仲介側の価格は成約済みの金額ではない点にも注意してください。条件が合わなければ、売却を急いで決める必要はありません。
次の一歩
まず仲介業者に、同じ期間の「問い合わせ件数・内見件数・見送られた理由」を聞いてください。そのうえで、募集条件を直すのか、買取の提示も比較するのかを選びます。
売るか保有するか自体が決まっていない場合は、関連記事の「実家をどうするか、先に置く3つの数字」から整理してください。
参照情報
- 国土交通省・不動産情報ライブラリ
- ワケガイ公式FAQ:査定費用・仲介と買取・買取が難しい条件(2026年9月16日確認)
実家・空き家の判断でよく一緒に読まれる記事
- 空き家の固定資産税は6倍になるのか(特例が外れる新ルール)
- 相続した実家を売るなら3年目の年末まで(3,000万円控除)
- 実家をどうするか決められないとき、先に置く3つの数字
- 実家を貸すなら、直す前に借り手を探す
- 兄弟で相続した実家を貸す前に(名義と契約で止まる2か所)
- 空き家の借り手は「用途」ではなく「人」で探す
- 相続した実家の話し合いが止まる理由(先に揃える3つの数字)
- 実家と一緒に農地・山林を相続したら(届出の期限)
- 相続放棄と空き家の管理義務(残る人と残らない人)
- 実家の片付けはどこから(出口から逆算する順番)
- 空き家を解体するか迷ったら(壊す前に確認する4つ)
- 空き家になった実家の火災保険(「そのまま」が危ない)
- 実家の話は「家の記録」から切り出す
- 空き家バンクに登録する前に確認する4つのこと
「売れない理由」は、物件ごとに違います
この記事は一般論です。公開資料と直近の反響件数を並べ、追加で確認すべきことを整理します。進む・追加調査・見送るを先に決めるための一次診断を、無料で受け付けています。
条件の整理を、手元に残る資料にしたい方へ
既存の「3,000円ミニ診断(税込)」では、公開情報といただいた物件条件をもとに、確認すべき数字・選択肢・次の行動を原則3ページ以内に整理します。売却価格の査定や、売却の仲介を行うサービスではありません。
希望する場合は、フォームの「⑤ いちばん知りたいこと」の先頭に「3,000円ミニ診断希望」とご記入ください。内容と対応可否を確認後、支払方法をご案内します。フォーム送信だけで料金は発生しません。

コメントを残す